2024/1/17

第170回直木賞選考会

待ち会インライ

16時から始まった加藤さんの待ち会インスタライブ。部屋が「NARENO HATE」ってバルーンで飾り付けしてあって、誕生日パーティ会場みたいでそれだけで可愛かった。お祭り感。ゲストに今村翔吾先生が来てくださって、今村先生の安心感たるや!!半端ない。文学賞のこと、作家としての社会貢献のこととかお話しされて、きっと二人で飲んでる時もこういうことたくさん話してるんだろうなーと思った。文学賞のことは普通にめっちゃ勉強になって、このインライの文学界への貢献すごいぞ。

今村先生は石山寺(紫式部が源氏物語の最初の一文を書いた、日本の小説発祥の地)の絵馬を持参してくださって、その場で加藤さんに書かせてくれた。めっちゃ粋なことする!!って感動。かっこいい。加藤さんは絵馬に「直木賞受賞!!」って達筆に書いた。紫式部さん、お願いします!!って何度も祈っててかわいい。

今回の加藤さんは受賞へのプレッシャーをかなり感じてたみたいで、インライ中もずっとお腹痛いって言ってたし、昨夜は5回ぐらい目が覚めたらしい。『なれのはて』が力作だったから、応援する側も力入ってしまった😂 プレッシャーごめん!!

インライの最後に加藤さんは約束通り「もしも受賞したら」受賞式で着るスーツとネクタイをファンに選ばせてくれた。今村先生が「国語便覧に載るかもしれない」と重要な指摘をされたので、国語便覧に載る前提で選ぶというすごい展開になった。こちらもますます気合が入る! 加藤さんは緑と黒と青のオーダースーツを持ってきていて、その中でファンが「金屏風に映えそう」と緑を選んだ。続いてネクタイはちょっと選ぶのが難しくて「ブラウン?」「グレー?」「ノータイでチーフ……」ってあれこれ試した後、蝶ネクタイを合わせた途端にコメ欄が「かわいい!」「あり!」「蝶ネクタイが良い!!」って沸いて蝶ネクタイになった。マジでめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃかわいい。めちゃくちゃ「シゲ担が選びました」感出た。楽しすぎた。最高だよ加藤さん……。ありがとう……。

か……かわいすぎる……。

インライ終わってから結果を待つ時間が怖すぎて、友達に通話繋いでもらってずっと一緒に待ってた。本当に心臓バクバク。加藤さんは直木賞の結果待ちの緊張を「ファンの人はチケットの当落の時にこんな緊張感を味わってるのか。ごめんね。」って言ってたけど、マジでその比じゃない。結果出た時は叫んじゃった。友達がいて良かった。オルタネートの時よく一人で耐えたな〜……。

こんな時までファンを笑わせようと?!?😭大好きすぎる。加藤さんをもっと好きになっただけの一日だった。

 

直木賞の結果について

結果が出た後、夜中までTwitterを見ていたら少し気になることがあった。『なれのはて』が受賞できなかったことを残念に思う、悔しい気持ちは誰にでもある。でも、そのせいで選考委員と他の作家さんに、ひいては文学界にリスペクトを欠いた言葉をファンがSNSに書く行為は加藤さんの顔に泥を塗る。書いてる人にそんな意図はないだろうからこそ、やめた方が良いと思った。

私は、『なれのはて』が受賞しなかったのは、この「第170回」においては仕方が無かったと思う。単純に作品の力があと一歩足りなかった。先の予想でも書いた通り、私はこの6作品の中でどれか一つなら『ともぐい』だと思った。そもそもの候補作数が多いので、同時受賞はあり得る。その時に、『なれのはて』が入るかどうかだと思っていた。

加藤シゲアキに「非常に成長があるという意見が多数」 直木賞・林真理子選考委員が明かす | マイナビニュース

今回は非常にレベルが高い選考会となりました」という林氏は、W受賞の2作に加え、嶋津輝氏の『襷がけの二人』の3作が「レベルが高すぎて、(他の作品が)ちょっと今回は不利だったかな、残念だったなという感想であります。

林真理子さんのこの言葉で、めちゃくちゃ納得して諦めがついた。いや〜〜〜〜『襷がけの二人』もめちゃくちゃ面白かったもん…………。

もちろん、選考委員も人間なので作品の好みはあると思う。でも、個人の好みを凌駕して「とにかく凄い」と思わせる作品がこの世にある。そうした作品は、いつノミネートされても、誰が読んでも「これしかない」と言わせる。

私は、加藤さんはいつかそのような作品を書くと思う。

加藤の『なれのはて』については、「“非常に成長がある”という意見が多数寄せられました。が、“少し登場人物が多く詰め込みすぎだったのではないか”という意見もございました」と説明。それでも、「加藤さんは本当に1作ごとに成長を見せているので、次作が楽しみだという声もございました。ぜひ、これからもお書きいただきたいという声もございました」と、選考委員からの評価を明かした。

私が選考委員なら、こうして一作品ごとにぐんぐん伸びていく加藤さんに「もっともっと」と期待して次を求めてしまうかもしれない。「次作が楽しみ」という言葉はとてつもないエールだ。このエールを、今はきちんと言葉通りに受け取りたい。

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がんばれー!!!!!!!!!!!!