2023/12/29

使用期限が12/31の映画チケットが二枚あり、使い切らなきゃ!!ということで映画デーになった。

 

窓ぎわのトットちゃん

映画『窓ぎわのトットちゃん』公式サイト

友達がSNSで「映像美と音楽がすごいから映画館で見て欲しい」と言っていて、見に行くことにした。観る前の印象は映画館で見てた予告編と、黒柳徹子の小説ということだけ。予告を見て「どうして子どもたちがお化粧してるみたいなキャラデザなんだろう?」と疑問に思った部分はインタビューで答えがあった。

「窓ぎわのトットちゃん」八鍬新之介監督インタビュー 「本当に人の心に届くモノにするためには、妥協はできない」 | スタッフ | レポート | WebNewtype

今回は映画ですから、どうやっても時間と空間が流れていってしまう。そのなかでどうしようかというときに考えたのは、やはり昭和らしさみたいなものを入れ込みたいな、と。そこで参照したのが「児童画」と呼ばれるものですね。児童画を見ると思いのほか、唇もしっかり朱が塗られていたり、あと頬紅がつけられていたりとか、意外と写実的なんです。あとは記号的なアニメーション表現から抜け出したいと言いますか、もっと立体的にキャラクターをとらえて動かしたいという思いもあって。

「児童画」って何……?ってググって、「あーーこれか!」ってなった。多分「たのしい幼稚園 昭和」とかで画像検索して出る表紙の絵がわかりやすい。確かにほっぺ赤い!

 

見た感想は、「戦争が始まる前の日常がずっと続いて欲しかった」ということに尽きる。もう、これだけで良いんじゃないかと思う。これが全て。

本当にね〜〜うっとりするぐらい素敵だったんだよね。全てが。まずトットちゃんのお家が「この時代にこんなお家があったの?」ってびっくりするぐらい素敵な洋風のお家なんだよね。朝ごはんを食べる風景だけでうっとりした。トットちゃんが通い始めた「トモエ学園」という学校も、小林先生のお人柄、教育者としての心が全てに表れていて、かつてこの場所が実在したことに感動する。本当に、戦争が始まるまでの日常が全て美しくて、豊かで、心が洗われるから……時間が経つのが本当に嫌だった。戦争始まらないでってずっと思ってた。

 

この映画の中で「戦争」って要素の一つであって、それ以外にも描かれてる大切なことが沢山あるから感想が戦争のことだけになっちゃうのは違うかなとも思うんだけど。トットちゃんを見守る大人たち、ヤスアキちゃんとの出会いと過ごした時間、ヤスアキちゃん自身の成長……そういうこと全部大事だった上で、何もかもを根こそぎ奪ってしまうのが戦争で、「平和が続いたらあるはずだった宝物みたいな日々」を全ての人が失ってしまったって、本当に…………戦争はクソ。クソだよ〜〜〜〜!!

そう思うからこそ、「"今"ってどうなんだろう?」ってふと考えて背筋が寒くなる。「今は平和でよかった!」って話ではなくない? なんか、今ってもしかしてトットちゃんの前半パートなの?って怖くなった。この気持ち覚えておきたい。

 

 

ウォンカとチョコレート工場のはじまり

映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』公式サイト

ジョニデの映画とは関係ないらしい。予告編で見てたワクワク感そのままに、見たいもの全部見れた!って感じの映画。魔法みたいなギミックがたくさんあって楽しかった。

映画見ながら、原作の小説めちゃくちゃ好きだったな~~ってことを思い出してた。ロアルド・ダール作品が大好きで、小さいころに多分全部読んだ。最初は先生が読んでくれたBFGで、マチルダも好き。全作品読んだ後も読むもの探して、自伝までたどり着いた。

なんか……高校生ぐらいまでは読書って自分の中で一番の娯楽だったのに、いつから変わっちゃったのか、それが単に自分の年齢での変化なのか「スマホを手に入れたから」みたいな時代の変化も含むのか、わかんなくなってきた。今の自分は何か期限がないと中々本を読み終えられないし、単なる娯楽で本を読むこと自体少ないんだけど(限られた時間をどう使うか、みたいな話になってくる)なんか……あの頃みたいな読書したい~~~って思う。ウォンカを見た感想、これ。

チャリチョコは映画も見てないしストーリーも大体しか覚えてないんだけど、ウォンカが小さいおじさんの話を始めた時に「えっなんか思い出してきt……ウンパルンパッ!!!!!」って突然ウンパルンパの存在を思い出した。ウンパルンパの歌、すごい聞いたことあった。それが本当に聞いたことがあるのか、自分が想像してた歌そのままだったのかはわからない。やばいよねあれ……一生こびりついて離れない……。

 

というわけで、今年の映画納めでした。明日は現場納めだ~!おー!