2023/12/24-25

2023/12/24

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メリークリスマス!

二枚目の全然映えないピザは生地から作った。

発酵なし簡単ピザ 作り方・レシピ | クラシル

あれも乗せたいこれも乗せたいって具がもりもりになった。最後にチーズ乗せたけど、よく考えたらチーズの上に乗せないと具が見えないな???美味しかったから良し!次はイースト使って発酵させた生地やってみたい。余った具材はミネストローネにした。

ケチャップで お手軽ミネストローネ 作り方・レシピ | クラシル

クラシルの世話になりっぱなし。あざす。

 

直木賞候補全部読む その2

『襷がけの二人』 島津輝

襷がけの二人 (文春e-book)

めちゃめちゃめちゃ良かった。読みながら「これは直木賞かもしれない……」って名作の予感に震えてた。かなり序盤からそう感じさせた。読んでる間ずっと面白かった。

この本の唯一の欠点が「もっと読みたかった」ということ。数年飛んだ部分もあったけど、そういうところも含めて全部読みたかった。360ページの一冊じゃなくていっそシリーズものだったら良かったのに……!!終わったその先も全部読みたかった。千代さんの人生全部読ませてくれ……。

嶋津輝「襷がけの二人」に陶酔 台所のおしゃべりで浮かぶ戦時下の下町の人と心のありよう 書評家・杉江松恋「日出る処のニューヒット」(第7回)|好書好日

 物語は戦争を経て、終盤で再び現在に戻る。中盤までの展開ですっかり魅了されてしまっていた私にとって、それからの90ページあまりは至福そのものの読書体験であった。読み終えてしまうのがもったいない小説というのはこういうものを言うのだろう。読み終えた瞬間にまた前に戻りたくなる小説というのはこの作品のことを言うのである。

わかるっっっっ!って手を取りたくなった杉江松恋さんの書評。いつもお世話になっております。

舞台が現代じゃない本ってちょっと怯んでなかなか手に取れないんだけど、襷がけの二人は表紙の親しみやすさそのままに、すごく読みやすかった。すんなり物語に入っていけたのは「生活」の描写が緻密だからかなぁ。特に料理の描写が凄い。作っている料理で登場人物の健康状態や、時代の移り変わりも伝わる。そういうことをずっと読んでいたい。(まだ言う)

島津輝さんのご本はまだ二冊目らしくて、二冊目で直木賞候補ってすごくない…!?そこが受賞のネックになりそうだけど、きっとこれからたくさんファンが増えてく作家さんだと思う。あー面白かった!良い読書体験でした。