2023/11/30

 

今日という日の感情を冷凍保存できるなら、ガイシの階段を降りながら、「最高だったね〜」ってへらへらふわふわ笑っていた、あの瞬間を残したい。終演後に始まった大きなNEWSコールは、声は大きいけどスタンドの両サイドで(それぞれの声が大きいが故に)合ってなくて、何度かお互いに合わせようとした末に一つになった。コロナの声出し禁止を経たからか、はたまた別の理由か、開演前のNEWSコールはいつもまばらで、会場によっては無いこともあって。「もうあの時みたいなNEWSコールは起きないのかな」と過去を思い出して寂しい気持ちになることもあったけれど、今夜のおかげでなんだかとても安心した。「想いが一つになった」とは言えないけれど、それぞれの想いが、声と手拍子で会場を包んだ。

NEWS EXPOってなんだったんだろう。どうしてこうなったんだろう。あまりにも時期が時期で、内容が内容で、「なんだかとてつもなかった」と圧倒された。「NEWSが今、ツアーをやっていて良かった」と思った日もあれば、その逆もあった。悲しかった。でも終わってみた今は、やっぱり前者の方が大きい。この期間に、増田さんを一人にせずに済んで良かった。私は、この一言に尽きる。これ以上何もない。

挨拶のとき、小山さんが「NEWSを一番に応援してくれていると思うけど、大事な後輩たちも応援してください」とお願いをした。ごめんだけど、私はそのお願いにあんまり応えられない。事務所関係なく他のどの男性アイドルを見ても、私にはNEWSだけだと、  NEWSが「一番」なのではなく「唯一」なのだと思わされるから。昼公演で加藤さんが「NEWSに出会って好きになったことも運命で奇跡」と言っていたけれど、本当に「そう」なんだよなぁ。「We are what you've been looking for」の言葉、忘れられない。

挨拶の後のサプライズ演出。本来はU R not aloneを歌い始めるタイミングで、ビジョンにメッセージ映像が流れた。ピアノだったかオルゴールだったか忘れたけどBGMは U R not aloneで、開演前の指示はこれだったのかと、だんだんと歌う声が増えていった。一番近くでNEWSを見てきたスタッフの方から、「あなたたちは強い」という言葉。そこには、「尊敬」も含まれているような気もした。3人それぞれに贈った言葉は、私たちが見ている3人の姿となんら変わらなかった。同じなのだと思った。「何も言わずに全てを背負った加藤シゲアキ」って言葉、泣いちゃった。本当にそう。何も言わないんだよね。いつも言葉にしてくれる人だから、「何も言わないこと」に理由があるって、伝わってしまうんだよね。

 U R not alone と劇伴を見ながら、このツアー中私はずっと悔しかったのだと気付いて涙が出た。色んなことがある中で、どさくさに紛れて大事なものを踏み躙られた。大好きな人たちが、人間扱いされていないところも目撃した。「商品」じゃない。「モノ」じゃない。偶像だけど偽物じゃない。ファンは愚かで騙されてるんじゃない。ずっと、ずっとずっと悔しかった。この悔しさはここで終わるわけではない。この悔しさも、忘れない。

最後、劇伴の歌い出しでまっすーが声を詰まらせて歌えなくなってしまって驚いた。でも演奏は止まらなくて、驚いてるうちに小山さんが「歌って!」と客席へ向かって身振りで伝えて、それがなんだかとても「らしい」と感じた。メンバーがカバーして歌うこともできるけど、そうじゃないんだよね。こういうことの一つ一つが、NEWSらしさを作っている。大好きで、愛おしい。

NEWSコールが拍手で終わった後、あちこちから「ありがとー!」「だいすきー!」という大きな声が聞こえた。なんかそれがすごい良くて、スタンドの階段を降り切る前に友達に「何か言いたい、言おう」って頼んで、せーので「だいすきー!」って叫んだ。もうNEWS帰った後かもしれないし、聞こえてないだろうけど、なんかそういう「やりたいだけ」の衝動って良いよね。日常生活でこんなこと全然ないよ。あの空間が、そうさせる。ここを「愛してるだけの国」と表現した翔やんは、天才だよ。

 

 

 

なんか、Xに「こういうことがあって最高だった」って書くと「私はそれが嫌でした」って言われるから、そういうのいらないから、ここがあって良かった。これはそっとしておいて欲しいな。インターネットだと無理なのかな。あんままとまってないけど、こういうことを感じたオーラスでした。昼公演のことも書けるかな……あんなに泣かされると思わなかったな……。加藤さんが真面目に挨拶すると、大好き過ぎて泣いちゃうんだよな。だから真面目に話せなくさせてるんだけど。良くないね。

NEWS EXPOおつかれさまでした。3週間後の東京ドームまで頑張るぞ!えいえいおー!