2023/10/25

大竹まこと ゴールデンラジオ

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ポッドキャスト

昨日の記事で先に文字起こしだけ載せたけど、ねちねちと「ここが好き……」「ここも好き……」をしたい。ブログだから文字だけど、文字の100倍の情報量があるから、絶対に本人の声で聞いて欲しい。ラジオだけどポッドキャスト、YouTubeでも残してもらえるなんてすごい。ありがたい。

 

大竹「これまでの事務所等を含めたこの対応をあなたもテレビで見ていたと思いますけど、今までのことなんでも良いですけど、何か思ってますか?」

加藤「中にいると色んな人間の声も聞こえて来ますので。もちろん被害者の想いっていうものを一番救済して欲しいんですけど、やっぱり対応っていう部分では非常に中途半端だなって思うんですよね。何もかもが後手後手に回っていたりとか。僕はこの事件が勃発した時点で社名は変えざるを得ないだろうと思っていたんですけど、そこら辺も……結果的に変わりましたけど、変えないって一度は表明してみたりするあたりが。それがでも何故なのかっていうところで言うと、「変えたくない」って想いを持つ人も居るは居るんですよね。色んな人間がいるので、どの思いを尊重するかっていうところは、優しさが裏目に出てるパターンもあって。なのでまぁ、こういう場合はイニシアチブを取ってガシガシ決断していただくしか無いなと思うんですけど。

大竹さんの質問のしかた、声がもう優しかったな……。この件についてガッツリ話すの聞くの初めてだけど、大竹さんも別に責めたいとか聞き出したいとかで聞いてるんじゃないって声でわかって安心した。

加藤さんの一言一句がすごい好き。加藤さん自身の考えに安心したし、出来事に対する「何故なのか」をきちんと聞いて、見て、考えてるところも好き。

「こういう場合はイニシアチブを取ってガシガシ決断していただくしか無いなと思うんですけど。」わかる。この言い回し上手いな……。社名変更のことを最初にタレントにアンケート取ったのも、タレントの思いも尊重したいってある種の優しさではあるんだろうけど、そうすると結果がどうなるか想像つくよね。色んな人がいて、がんじがらめになっていく。

なんか、ここを読んでる人にそういう方がいるかはわからないんだけど、もしも「加藤さんの考えが他のメンバーと違うこと」に引っかかりを覚える人がいたら、そこは引っかからなくていいところじゃないかな〜と私は思う。例えば「社名変更せざるを得ないだろう」と加藤さんが思っていたからといって、それは変更してほしくなかった他のメンバーのことを蔑ろにしてるとかじゃないんだよね。絶対に。

 

僕個人としては、こういう中でじゃあどういう選択……タレントとしての選択が色々ある中で、今思うこととしては敢えて内側から中を監視したいって思いがすごいあって。この問題について内側から見つめるし、本当に問題があったら自分も出て行く覚悟でいますし。

「内側から監視したい」、ここ数日『なれのはて』に関連したインタビューでこの件のことを聞かれるたびに答えていたことで。この言葉の意味、理由をもっと聞きたかったから、今回のラジオ出演でどういうことか伝わって良かった。

文字だけ読んだ時点では、「内側から」ってことは事務所に残るってことだよね。それは本当に「内側から監視したい」なのかな?「事務所に残る」の方が優先されているのかな? 急に出てきた言葉だったから気になって、でも声で聞いたら「本当にそのつもりなんだ」って思った。他の部分でも、「組織の内側にいるから見えること、聞けること」があるんだと感じて、本当に言葉通りなんだと受け取った。あと「本当に問題があったら自分も出て行く覚悟でいますし。」にも安心した。本当に、ここにいたら不幸になると思ったら何もかも振り払って出ていって欲しい。これはずっと、この件が起きる前から思っていること。SMAP解散騒動の時から。加藤さんだけでなく、大事な人たちみんなに思ってるよ。

 

あともう一つ気にしてるのは(事務所の)若い子たちですね。今は本当に、夢を見ている子たちがすごい絶望に苛まれていると思うので、そういう子たちの少しでも、なんていうか救いになれたらと思っている。逆に僕がいることで邪魔になるんだったらすぐにでも出て行こうみたいな覚悟ではいますけど。でも本当に日々色んなものが変わっていきますので、ちょっとまぁ様子を見続けたいというのが正直な思いです。」

いや~~~本当にそう……。デビューする前の子たちはもちろん、デビュー間もない若手グループの子たちも……。どうやってこの先の未来描いていけばいいんだろうって思うよね……。でもそこはなんかタレントである加藤さんが背負うところではないと思うけど!!!でも事務所の先輩の背中を見て育ったからそうなるのもわかる~~~。ね……。

 

大竹「外から見てて解釈すると、名前変えたくないっていうのは、『まぁ色々あったけどこのままなんとか食っていこう』って意味だからな〜」

加藤「あとはやっぱりその〜名前が好きだったっていうか、ブランドって言うとなんですけど何かそういう漠然とした憧れを持った子たちはいっぱいいるんだと思うんですよね。聞いているとやっぱり。そういう思いを聞いてると、まぁ〜わからなくはないんですけど。ここは大きく改革して、前進するタイミングだというのは僕らがグループとしては20年やって来たから言えることなのかな〜と。色んな子たちの思いを受け取ろうとすると、結果中途半端になっていくのかな〜と、それじゃダメかもな〜と思います。」

大竹さんの言葉は、実際はどうであれ「そう見えちゃうんだよ」ってことだと解釈した。

「色んな子たちの思いを受け取ろうとすると、結果中途半端になっていくのかな〜と、それじゃダメかもな〜と思います。」ここ声で聴いて欲しい。文字だとここの加藤さんの気持ちが全然伝わらない。

 

大竹「さっき言ってた後手後手感っていうのは内側にいても感じるだろうし」
加藤「感じますね」
大竹「外から見てても後手後手感は否めなかったよね〜」
加藤「ほんとあの〜、『なんなんだよ!』って思うことの方が多いですね。」
大竹「(相槌)」
加藤「『なんなんだよ!』っていう、本当に。全然、『毎回言ってること違うなぁ』とか、そういうこともあるんですけど。かと言って誰かがサボってるかというとそういうことではないんですよね。みんなが一生懸命やってるのも内側にいるとわかるから、逆に冷静に決断して欲しいなって。ある種ドライな部分も必要なのが今回の問題だと思うんです。社内に関しては。」

この「なんなんだよ!」って部分はぜひ音声で聞いて欲しい。ちゃんと加藤さんの感情を聞いて欲しい。

「なんなんだよ!」って思ってること、横アリで伝わってた。昨日FRIDAYに記事化されて燃やされてたけどさ〜〜。まあどういうことがあったのか説明しておくと、

・10/8、10/9の横アリは事務所の2回目の会見(社名変更、エージェント契約の件)直後だった。
・加藤さんはMCの時、「エージェント契約するの?」って見学に来てる人に聞いたり、会見を踏まえたワードを言ってた。
・中丸くんが見学に来てて、中丸くんにマイクを渡して話してもらうときに「中丸くんの名前言っていいの?」(メンバーが「え?」ってリアクション)「中丸くんはNGリストじゃないの?」←これが主に燃えた
・加藤さんが会見のことをぶっこむから、小山さんが「後で怒られるぞ!」って言った。加藤さんは「なんで。怒りてえのはこっちだよ!!!!」ってキレ芸の時のトーンで言った。
・正確な流れ忘れたけど、「笑いにしないとやってられない」とも言った

私もその場にいて、「おい!!」「やめなさい!!!」って言ったけど、それは「燃えるからやめなさい」で。これで加藤さんを嫌いになったりしなかったのは、ま〜「怒りてえのはこっちだよ」ってタレントの立場で言われたら何も言えないじゃん。怒れ怒れって感じだし、ここはめっちゃ拍手した。ちゃんとできてない事務所への怒りが根底にあるってわかってたら、うっぷん溜まってるんだな~って思う。まあ他のタレントを巻き込まない方がいいとは思うけど。中丸くんごめんね〜。

ま、「加藤さんのこういうところ嫌いな人は嫌いだろうな〜」とも思ってるよ!私だってわかってるよ!!私は加藤さんのこと、「性格が良い」んじゃなくて「良い性格してる」と思ってるので。

ま〜できれば燃えないでくれとは思うけど、好きにせい……ではある。36歳ですから。

 

大竹「NEWSとかさ、これからのことは思ってる?」

加藤「僕自身は内側から見つめるのがある種自分の宿命かな〜とは思うんですけど。本当にわからないし。グループとも話すことはあるんですけど、結果的にまだ事務所の体制が整ってないので、最終的な決断をできるような状況では全然なくて。まあ、ただ不安に思ってる感じはみんなあるんだろうな。それはうちのグループだけじゃなくて。

宿命……。

ちょっと、今からすごい脱線して急に「思い出し怒り」しちゃうんだけど。私はやっぱりどうしても、東山さんがタレント引退して社長をしないといけないことも、二回目の会見に社の人間として出たのがイノッチと東山さんだけだったこともずっとすっごい怒ってる。おかしくない?二人とも「所属タレント」だったじゃん。「社長」ってポストには就かされたじゃん。他の大人どこに行ったんだよ。ずっと、タレントの真摯さに付け込んで組織の盾にしてるようにしか見えない。それが本当に姑息で気持ち悪くて嫌だ。いくら本人たちが引き受けたからってさ、本当は打診もされなくて良かったと思ってる。自分からやりたいって言った場合と全然、全然違う。

飲み込んでるファンの人たちもいるし、私がこんなこと言っちゃいけないかもしれないけど。それでも、イノッチも東山さんも、あんな場所に座ってる姿見たくなかった。ファミリークラブのログイン画面の一番上にある、東山さんの名前を見るのがずっとつらいよ。こっちが、居るべき場所でしょう。

 

脱線おわり。

 

事務所がこうなった以上、元々そのつもりは無いんですけど、なんていうんですかね…事務所の力みたいなものは頼れなくなると思うので。まあ実力社会になっていくってことではすごく厳しくなるだろうけど、僕はそういうことにワクワクする性質ではあるので。まあ自分はなんか、なんとでもなるなとは思ってるんですけど。まぁちょっとグループのことはゆっくり話しつつ……。

「僕はそういうことにワクワクする性質ではあるので。」わかる。激動の中でむしろ燃えてる部分あるんじゃないかって思ってた。

「まあ自分はなんか、なんとでもなるなとは思ってるんですけど。」私もそう思う~~~。本人もそう思ってて良かった。加藤さんは仕事内容的にもエージェント契約向いてると思う。人脈もあるし。

 

まあ何よりファンの方がいるので、ファンの方がいつも可哀想ですね!今全国ツアー回ってて、僕らが登場しただけで泣いてくださったりとかするので、きっと色んな想いを抱えてらっしゃるんだな〜と思うと、まぁ自分のファン、だけはまず……うーん……救いになるべきかな〜とも思いますね。

うっ…うう………。好き………。「ファンの方がいつも可哀想ですね!」のところ聞いて欲しい。「自分のファン」から先は凄すぎてなんかずっと噛んでも噛んでも飲み込めない。うん…………。大丈夫だよ……。

 

大竹「まぁ問題の後手後手感っていうのは事務所の問題だけじゃなくて、この業界全部の、私たちも含めた後手後手感だよね。これはね。」
加藤「そうですね……。」
大竹「今までのものをどう扱って来たのかっていうのは業界全部に突き刺さることだからね〜」
加藤「やっぱり社名が変わっても、今日のネットニュースを見てても『旧ジャニーズ』って出るんで。なんか、僕らが社名変えた意味って何なんだろうなっていうのは正直……。この名前を刺激しないようにしてるのに、報道やネットニュースだとそうなるから、僕らがやろうとしてることが意外と全然共有できていないんだなって。もちろん僕らの問題だと思ってますけど。まぁ社会全体の……社会問題なんで、社会全体で考えていかないといけないって思ってます。」

私はここの大竹さんの言葉もすごく好きで、ほっとして。ひとつの事務所だけの問題じゃなくて、これってもっと根深くて広い問題だよねってわかってる方が聞いてくれたのが嬉しかった。

最後に、加藤さんがこれは社会問題だって言ったのがすごいすごいすごい好き。棚に上げてるとかじゃなくて、本当に、マジでそうだから。最後にちゃんとそこを言ってくれて本当に良かった。