何を買うとか買わないとか、応援するとか支えるとか、そういうことに疲れている人に「あなたは何もしなくてもいい」と伝えたい。
嫌な言葉が目に入るなら目を背けて良いし、全てをシャットアウトして、考えなくてもいい。信頼回復のために頑張るべきはタレントでもファンでもなく、事務所だから。そして回復の道はとても長く困難であることは間違いないから。この先、CMが無くなろうが他のあらゆることが起きようが、そこにタレントの責もファンの責もない。個人的には、この出来事は「タレントとファンの連帯」で乗り越えるようなピンチではないと思う。というか、そういう風に乗り越えられるものではない。だから「頑張りたい」ならばともかく、頑張って結果が出なかったときに心が折れる可能性があるならば、最初から何もしない方がいいと思う。少なくとも自分はそうしている。諦めと言われれば、それまでだけれど。
何かできることがあるとすれば、自分が好きなタレントにファンとして暖かい言葉をかけることだと思う。疲弊している時、普段通りのファンの言葉が届くだけで安らぐことがあると思う。ラジオにメールを送る。ファンレターを書く。SNSでリプライやコメントを書く。何を伝えたら良いかわからないなら、何かを告知したときに「楽しみです」の一言だけでも充分だと思う。
最後に、ひとつ気を付けて欲しいこと。
強い言葉に引っ張られないようにして欲しい。テレビもネットもSNSも、強い言葉が多すぎる。それはそうした方が誰かの関心を引けるから。心を乱せるから。もしも自分自身からそのような言葉が出始めたら、それは疲れすぎている。いったん考えることを止めて、強制的にでも他の事に集中して欲しい。お勧めなのは、映画館で映画を見ること。面白い映画でもつまんない映画でも、強制的に二時間は外の世界を断てる。でもつまんなすぎちゃうと他のことを考えちゃうから、できれば面白い映画がいい。
繰り返しになるけれど、今、ファンに"やるべきこと"は無い。今日も一日おつかれさまでした。ご自愛ください。
