念願叶って、本拠地球場で和田さんを見ることができた。試合が終わった今、「今日来て本当に良かった」という気持ちと、「次はもう無いかもしれない」という気持ちが両方とも存在する。和田さんの今日の出来がどうとかではない。和田さんは、苦しいピッチングながらも本当に本当にかっこよかった。これからもずっと投げる姿を見ていたい。でも、和田さんのことが好きだから、和田さんの名前に傷を付けた球団のことをどうしてもどうしても許せない。「ソフトバンクホークス」のことを愛せない以上、ここは私の居場所ではないのだと感じた。
2003年にダイエーホークスが好きだった。入団会見の和田さんを見て、顔のかっこよさに一目惚れをした。お金がないけど団結して強いダイエーで、和田さんはルーキーながら日本シリーズで胴上げ投手になった。満場一致の新人王を獲った。間も無くダイエーからソフトバンクに変わって、当時中学生の私には何が起きたのかよくわからなかった。わからないながらも好きだった「何か」が変わった気がして、興味が薄れた。それから20年が経って、去年プロ野球観戦に誘われたことをきっかけに和田さんのことを思い出して、ファンだった気持ちを思い出した。2003年と同じフォームで投げ続けている和田さんは、あの頃のように長い回を投げられなくっても最高にかっこいい。引退するまで応援したい。この気持ちは変わらない。変わらないけど、好きな人のいる球団を、素直に応援できないことは辛い。
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去年まで、和田さんが投げた日に「和田さん」とか「和田」でツイート検索することが好きだった。こんなに有象無象が多いインターネットで、和田さんのことを悪く言う人はいないんじゃないかってぐらいチームの垣根を越えてリスペクトされている和田さんを見ることが嬉しかった。私が離れていた20年間の和田さんを垣間見た。
でも、今はもうそんなことできない。人的補償問題があったあの日から、和田さんの名前の隣には余計なものがサジェストされる。真偽不明の、私からしたら事実無根としか思えない情報で和田さんのことを悪く言って面白がる人たちがいる。それら全てを、あの時、和田さんに不義理を働いた球団のせいだと思っている。あの騒動で批判が和田さんに及んだ時、和田さんのことを守らずに「ノーコメント」で全てを闇に葬ったフロントのことを許さない。
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今日PayPayドームに来ることができて、21年越しに「福岡ドームで和田さんを見る」という夢が叶った。奮発して買ったバックネット裏3列目は後ろのジジイがうるさかったこと以外は最高だった。本当に、本当に和田さんは最高にかっこいい憧れの人だ。まだまだたくさん投げ続けて欲しい。
この一ヶ月間、和田さんが二軍で投げている姿を見てきた。調整を続ける中で、4月27日は100球以上を投げて12奪三振という圧巻のピッチングを見せた。その結果があっての今日の一軍登板だった。初回に帽子を脱いでマウンドを撫でる和田さんを見て、この瞬間を見るために自分はここに来たと思った。色々感情に矛盾があっても、このことは本当。これだけを大切にする。
あ〜〜和田さんかっこよかったなぁ！ こんなに素敵な和田さんを、球団は大事にしてくれよ。私は遠くから和田さんを応援します。これからもずっと、マウンドを降りてしまうその日まで。そんな日が永遠に来なければ良いのにな。なんてね！本気だよ。大好きです。
