LILIUM ~少女純潔歌劇~

6/6、6/7と二日連続で見に行ってきました、LILIUM-----!!!
はーーーもう最高だ。最高だ。金曜日は終わってから友達とお酒飲みながらずっと語っていました。

ステーシーズこじらせ奴としてずっとずっと行きたかった末満和田タッグ×ハロプロの舞台。
UST配信という、画質:悪い 音質:悪い カメラワーク:そこそこ
みたいなけして良いとは言えない環境で見たステーシーズで大号泣してから二年。念願かなった!あーうれしいうれしい!


とりあえず買い物ドーン

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もうこれ眺めてるだけで溜息出る…はぁ…。ゴシックって言えばいいのかクラシカルって言えばいいのかちょっと言葉がわからないけど、お耽美な世界観とビジュアルの美しさがたまらない。良い仕事をありがとう。
この中で一番うれしいのはなんと言ってもサントラ…!ステーシーズで発売されなかったことを未だに怨んでるのでなおさら。会場で買って、観劇して、帰ってからおうちですぐ聞けるってなんという幸せだ。最高だ。さっそくiTunesに入れて聞きながら感想書いてます。





~~~~~~~~ここから内容について(ネタバレあり)~~~~~~~~~~













終わって、友達と合流しての私の第一声「ほんと末満さんってエグいよね」。

救いがねぇ。どこにもねぇ。ステーシーズのようなメリーバッドエンドでもない純粋なバッドエンド。繊細なオタがまた寝込んでしまう…(私は元気)(大好き)
一回目はストーリーを追うのに一生懸命で細かな伏線とかも見落としてたんだけど、二回目からは「これはこういうことか」って伏線も一つずつ拾いながら見れて、もっと細かに一人ひとりの心情を追うことができた。と思う。っていうかオープニングの時点から一人だけあんなあからさまな演出されてるのに、ファルスが黒幕だって明かされるまでまったく疑いもしなかった私よ…バカじゃん…?
ただ、黒幕明かしの瞬間に「全員花の名前なはずなのに、工藤のファルスだけわからない」と話題になっていたこと、「False=嘘、間違い」と、一気に点と点が繋がって線になって「やられたーーー!!!!!」って叫びたくなりました。まあパンフレット見たら結局ファルスもFalse bindweed(昼顔)だったわけだけど。でも狙ってるよね?ね?そういうことにしておきましょう。

劇中はどうしてもさくらちゃん演じるシルベチカを自然と見てしまうんだけど、シルベチカとキャメリアの愛には胸が苦しくなる…。
特に二回目の観劇ではキャメリアを見てるのが本当につらくて…。記憶は失ってしまっても足は自然と恋人を探して女子寮へ向いてしまうんだね。ああ~~~悲しい~~~大好きだ~~~~~~!!!(大の字)
工藤の美少年っぷりばっかりもてはやされてるけど、かななんも良かった、良かったよ…!! パンフレットを読んで、この「キャメリア」になるまでにかななんは沢山悩んで苦労したんだろうな…って思いました。苦心して作り上げてくれたキャメリアはすごく魅力的でかっこよくて優しい人だね。いちばん好きかもしれないよ…。さくらちゃんと二人で歌う「あなたを愛した記憶」、さくらちゃんに負けてないどころか気迫で勝ってる気すらしてすごいよ…。これはサントラじゃなくて生で聴かないと伝わらないと思うけど…。


それにしてもこの話、なんだかよくわからない気持ち悪さというか後味の悪さがあったんだけど、それの一つの答えとして浮かんだのは「エゴイズム」なのかなぁと思いました。
ファルスはもちろんのこと、リリーもマリーゴールドもシルベチカもみんなエゴの塊で、自分のことしか考えてなくて取り返しのつかないことをしてしまう。シルベチカは「私を忘れないで」「あなたの記憶の中では美しい私のままでいたい」と、キャメリアを振り切って一人死を選んでしまうし、マリーゴールドは「リリーの幸せのため」と言いつつやってることはエゴの押しつけだし。ファルスがサナトリウムを作った経緯は言わずもがなだけど、それを壊したリリーも、「みんなを解放するため」と言ってやったのはイニシアティブを利用した殺戮。も~~~~みんな自分のことしか考えてなくてやべ~~~~~~;;;;;;なんという悲劇。悲劇は美しい、美しいは悲劇…(寝込みながら)


このLILIUM、どうやら以前末満さんがD-BOYSの皆さんとやった「TRUMP」という舞台とリンクしているらしく、TRUMPファンの皆さんが「LILIUM見る前にTRUMP見た方がいい」と口をそろえて言っていらっしゃるので、もう見てしまいましたが、TRUMP買いました。DVD。明日届きます。TRUMPを見た上でもう一回見に行けると思うので、感想がまた変わったりするのかなーっていうのがすごく楽しみ。


各キャストについての感想はまた次、楽日見に行ってから書く!