ヒカリノシズク

 
FNS歌謡祭を見た。事前の宣伝では女子ドルコラボメドレーとV6おじさん×後輩ジャニーズメドレーという2つのコラボメドレーが個人的な関心で、NEWSはメドレー以外に何をやるのかな?そろそろweeeekとか?なんて考えていた。それが夕方のNEWS RINGの更新で「ヒカリノシズク」初披露が確定してめちゃくちゃ驚いた。来週のKちゃんNEWSで音源解禁かな〜〜なんて発売日から逆算して計算していたのに全く意味が無かった。これはフジの連ドラの主題歌なんだ。すごい。すごいことだ。
 
NEWSは8:30以降の登場と知っていたせいで、8:30を過ぎてからは次だろうか、次だろうかとそわそわしながら待っていた。後半のジャニーズメドレーでは「NEWSか?!」と思って立ち上がりかけた瞬間にそれがDAIGOだとわかって着席したりした。NEWSはメドレーに組み込まれなかった。
時間が過ぎて他のアーティストがどんどん終わりKAT-TUNも終わりV6も終わり、残されたまま9:30を回ったあたりで手汗が止まらなくなった。9:40を過ぎるといよいよ「もう出ないのではないか」とすら思った。さらに脳裏を去年のテレ東音楽祭の船が通り過ぎていった。NEWSが最後のジャニーズとして残されている事実だけで吐きそうだった。でも私のよくわからない不安をよそに番組はきちんと進行し、渡部さんと俺たちの森高と軽部さんが丁寧に曲振りをしてくれた。今回のFNSは曲紹介もそこそこにどんどんテンポよく進んで行く流れだったので司会が紹介してくれるというだけで破格の待遇だとわかった。
 
この後、私にはweeeekの記憶がない。あるにはあるけれどweeeekそのものよりとにかく自分の手の震えが止まらなくてそれどころでは無かった。なんであんなに緊張していたのかわからない。怖かったのだろうか。それとも期待だろうか。初披露の新曲ひとつでこんなにどうにかなってしまうことなんてあるんだろうか。
手の震えが止まらないままweeeekが終わり、ヒカリノシズクを見た。自然光のようなライティングが綺麗だった。頭上に映る揺蕩う水面のような映像が綺麗だった。NEWSの手の中に光の雫が見えた。加藤さんが歌い出しだった。この声が世界で一番好きなのだと叫びたくなった。少しずつ立ち位置が変わっても画面の中央には加藤さんがいた。歌っていないのに真ん中に佇んでいる画が、今までに見たことのないNEWSの姿で混乱した。この曲の全てが「加藤シゲアキ」ありきだった。こんなに嬉しいことがあるのか。
歌い終わり、加藤さんを一番手前に置いた✔︎の形のNEWSもまた、初めて見るNEWSだった。視線を外し、中にはカメラに背まで向けて「引いて」いる他のメンバー。主題歌が決まった時は、本人以上にメンバーが喜んでくれたという。3人にはありがとう!って叫びながら抱きつきたい。 3人だけじゃない、加藤さんに優しいこの世界を作ってくれた人全員に感謝を伝えたい。でもその為には、まず加藤さんに伝えなければならない。だってこの世界を作ったのは加藤さんだ。この優しい世界は加藤さんが蒔いた種で花開いた。
 
いま、加藤シゲアキさんのファンで良かった。そればかり考えている。幸せです。ありがとう。
 

 

 

ヒカリノシズク / Touch

ヒカリノシズク / Touch