おじいちゃんちへいってきた
両親がハワイへ行っているので、今日は一人でおじいちゃんちへ行ってきた。いつもと違って電車移動で、おじいちゃんちの最寄り駅前のコンビニでお昼を買った。最初は駅前のショッピングセンターへ行ったけど、おじいちゃんが食べられそうなものがなかなか無くて(総菜は揚げ物多し)、そこではカットメロンだけを買った。コンビニでは野菜と豆腐のスープと、柚子風味が駄目だったときのために豚汁を買った。足りなかったときのためにおにぎりも買った。おじいちゃんちまではタクシーで3分ぐらいで、車だとあっという間だけど歩くと15分ぐらいの距離。車で行くときは通らない駅前の通りを通ったけど、昔あった店は変わってるし人も車も少なかった。
おじいちゃんちではいつも通り、二人でお昼を食べた。野菜スープは優しい味だけど、可もなく不可もなく……って感じだったかもしれない。二人で分けると量が少なかったかも。でもおじいちゃんが食べれそうな具材はなるべくおじいちゃんにあげたけど。足りなかったおにぎりあるよと言ったけど、おにぎりは食べなかった。カットメロンはそのままだと固い部分があったので、更に切っておじいちゃんには柔らかくて甘そうなところだけを取り分けた。美味しいと言っていたので良かった。
久しぶりに駅前に行ったので、駅からショッピングセンターへの歩道橋を歩いた景色を動画で撮っていた。それをおじいちゃんに見てもらった。昔と比べると、何もかもが経年劣化でボロくなっているのを感じる。歩道橋は工事中だったようで、ベニヤ板が貼られていて景色は全然見えなかった。この辺りは遊ぶ場所とかも全然ないし、駅前で一番大きい商業施設なので昔は本当に良くここに連れてきてもらった。駅から離れた、車でしか行けないところにもっとバカでかいなんでもある新しいショッピングセンターがあるから、車が運転できる人はみんなそっちに行くのかな。あんまり人がいなくて、テナントも減っていた。
動画を見てもらった後、映画館に連れて行ってくれたときのことを話した。おじいちゃんはあんまり覚えていないみたいだけど、多分映画館の思い出としては最古。ポケモン映画だったかな?見に連れて行ってもらって、当時は席も自由席だった。最前列で見たからずっと画面を見上げる形になって、首が痛くなった。にこにこ話を聞いていたけど、覚えているのかはよくわからなかった。おじいちゃんは昔よく映画を見に行ったのか聞いたら、西部劇が好きでよく見に行ったと初出しの情報が出てきた。「向こうの人は靴を履いたまま家にあがって、ベッドも靴のまま寝るんだよね。面白かったなぁ」と、文化の違いが面白かったみたい。特に好きだった作品があるか聞いたら、「シェーン」とすぐにタイトルが出てきた。「シェーンっていう小さい子どもが出てきて、その子がかわいいんだ」。調べたら確かに、小さい男の子が写った西部劇のポスターが出てきた。見せたら、「そう、これこれ」と言ったので合っている。ポスターには不朽の名作と書いてあったので、「不朽の名作って書いてあるよ」と教えた。そうだろうそうだろうってうんうん頷いた。
映画の話の後、おじいちゃんの両親がどんな仕事をしていたのか聞いた。お父さんは生命保険の仕事、お母さんは専業主婦だった。お父さんの職場が浅草橋のビルの二階で、着いて行ってビルの二階から道行く人や車を見るのが面白かったらしい。
・(浅草橋のビルは、日本橋の問屋街の近くだったと言っていたので)「日本橋の問屋街は行ったことあるの?」「行ったことがあるっていうか、問屋街で住み込みで働いていた」
・仕事終わりに飲みに行ったりしたの?→したよ。両国の方で、自転車でモツ煮を売ってるおじさんがいた。何日も煮込んでるから柔らかくて、値段も安かった。お酒は一杯ぐらい。
・モツ煮は一本いくらで勘定していたけど、みんな食べ終わった串を服の中を通して地面に落としていた。食べ終わると地面に串がたくさん落ちていた。実際に払う金額は、食べた分と違った。でもおじさんには一度も言われなかった。
・「おじさんも気付いてて言わなかったのかもしれないね」「そうだね」
・「モツ煮また食べたい?」「食べたいね」
同じ話題でも、繰り返し聞くと新しいディテールが足されていくことに気付いた。今度モツ煮を持って行こう。柔らかいのは助かる。
さいたま文学館
おじいちゃんちからの帰りは駅まで歩いた。途中で「ここって図書館的な施設だった気がする……」と気になった施設が、図書館だけでなく企画展示もしている複合的施設だった。ちょうど企画展で絵本の原画展をやっていたので入った。土曜日だけど人の気配はほとんど無く静か。お客さんよりスタッフの方が多い。200円払って展示室へ向かうとその途中で「埼玉の文学人」を紹介する展示があった。薄暗いし……調整中ばっかりだし……画面もふっる~~~い感じで、こういうのすごいヒリヒリする。胸が痛くなってしまうタイプ。全然人いないけど建物自体は綺麗だし、開館当初はみんなウキウキしていたんだろうな……とか想像してしまう。想像力豊かすぎ!?展示室へ降りる階段も、工夫があって誰かが一生懸命考えたんだろうな……出来上がったとき嬉しかったろうな……と思った。
そして肝心の展示は、展示室手前から「この先撮影禁止」がでかでかと書いてあるので何も撮れなかったけど、思ったより手が込んでいて作品も魅力的でよかった。せめて撮影禁止は展示室「内」に限定しない???展示の入り口、この展示会のために作家さんが用意したでっかい作品だよね???てっきり元からある展示物なのかと思って入るときにスルーしちゃったけど、出るときに「あれっこれ同じ人の作品だな!?」ってなった。元からある、年表みたいな展示を潰して上から大垂れ幕をしてあった。もったいな……もったいな~~!!SNSに載せさせてくれ!!中に展示してある絵本の原画も、「このガラスケースの中は○○(作品名)です」という説明が全部作家さんの手書き文字だった。もしかして全部ご本人がセッティングしてる……?誰の文字か説明もなかったので、係の人に聞いたら「作家さんだと思うんですけど……ちょっと確認しますね……」と確認してもらってわかった。いやっっっそういうのも、ちゃんとわかるようにしたらいいじゃん!!なんで全部マッキーで手書きなの?誰の字?ってなったじゃん!!
展示が良かったが故になんか悔しいという気持ちになりながら、帰り際にステッカーを買った。入った時は誰もいない展示室で一人だったけど、見ているうちに何人も来たので良かった。公共文化施設、がんばってちょ……。
ベイスターズ(二軍)優勝おめでとう!
ベイスターズの二軍チームが、二軍のリーグ戦で優勝した!今日の試合に勝てば優勝だったので、横須賀スタジアムには大勢の人が来ていたらしい。度会くんも出るし私もちょっと行きたかったけど、まあ~遠いし、おじいちゃんを優先した。試合は、スタメン野手全員安打で8-0。こういう時に大勝できるなんてすごい!!本物の強いチームだ!!試合終了と同時に選手や監督、コーチ全員で喜び合ってる姿がとても良い。若手の多い二軍だから、青春の煌めきを感じる。こうしてみんなで強くなっていって、近い将来に一軍でも優勝するんだよ!!!ベイスターズの未来は明るいってことで。