『女性の休日』上映お話し会
映画『女性の休日』を見て感想を話す会に行ってきた。『女性の休日』はアイスランドで1975年から開催された女性によるストライキを振り返ったドキュメンタリー映画。開催から50年を記念して去年日本で映画公開された。封切り初日に見に行ったけど、この手の映画にしては珍しく満席で驚いた!それだけ注目されていたということ。アイスランドの女性のうち90%が参加したというこのストライキが、どのような流れで生まれ、実行されたのか。実際に参加した女性たちやその家族が当時を振り返る。とっても面白いから見て欲しい!社会運動にはユーモアが大事だとこの映画で知った。面白く、楽しくやらないと何事も続かない。
二回見ても二回とも面白いから、これは本当に良い映画だ。昨年10月に初めて見たけど、それから半年以上あってその間にも色々あったので、この映画で出てくる色んな言葉に励まされた。沁みた。一回目には無かった実感を伴った。社会の変化はすぐにはわからない、あとから振り返った時にあれがきっかけだったとわかる。長い年月が必要ってこととか。つい目先の変化を求めてしまうけど、変化はすぐに訪れないと割り切らないと、簡単にバーンアウトしてしまう。すぐに諦めてしまうことはもったいない。。わかっているけど難しい。ついついがっかりしてしまう。
上映後のお話し会では、話したいことがい~~~っぱいあった!とりあえず一人ずつ感想を言うところで、3月にあった「日本版女性の休日」に参加したことや、最近の国会前デモは色んなアイディアが集まっていて面白いってことを話した。他の参加者の方々も映画を通じて色んなことを考えていて、こうやって上映後にそれを話し合う機会があってすごくよかった。映画館で見たときは、話したい感想があっても誰とも分かち合えず、静かに帰ることしかできなかったから。映画の中ででてきた「妥協」という言葉に触れて、妥協はけして悪いことじゃないってことを話した。パンフレットに収録されていた座談会でも、変化のためには妥協が重要で、それは日頃から訓練しないと身に付かない“妥協筋”を鍛えることが大事らしい。妥協筋、私に足りていない!!鍛えなきゃ!「セカンド・ベストを見つける」というのも良い言葉だと思った。ベスト以外は失敗ということではない。時間の都合で途中退席したけど、楽しかったからまたこういう会があったら参加したい。すっごくよかった!
劇団チョコレートケーキ『帰還不能点』
mixi2のフォロワーさんがおすすめしていた舞台を見に行った。

『帰還不能点』東京・兵庫・愛知・新潟 | 劇団チョコレートケーキ
あらすじ
1950年代、敗戦前の若手エリート官僚が久しぶりに集い久闊(きゅうかつ)を叙(じょ)す。
やがて酒が進むうちに話は二人の故人に収斂(しゅうれん)する。
一人は首相近衛文麿。
近衛の最大の失策、日中戦争長期化の経緯が語られる。
もう一人は外相松岡洋右。
アメリカの警戒レベルを引き上げた三国同盟締結の経緯が語られる。
更に語られる対米戦への「帰還不能点」南部仏印進駐。
大日本帝国を破滅させた文官たちの物語。
あらすじに書いてある「敗戦前の若手エリート官僚」とは、総力戦研究所のメンバーのこと。彼らが敗戦から5年後、久しぶりに集った酒の席が舞台となっている。「いったい何故、日本は必ず負けると予測された戦争に身を投じてしまったのか?」「ポイント・オブ・ノーリターン(帰還不能点)はどこだったのか?」開戦までの大きな流れを、二時間ちょっとで説明するなんて物凄く難しい。それを「演劇」でもってやり遂げてしまう。物凄い情報量で頭パンッパンになったけど、これが舞台作品として「面白い」んだから本当にすごい。大学の講義だったら寝ている。今読んでいる『それでも、「日本人」は戦争を選んだ』に出てくる固有名詞がたくさん出てきた。今後読み進めるうえでこの作品を見たことが助けになるかも。
すごく面白かった。演劇ってすごい。見終わってから、この作品を現代に重ねて「今」は「どこ」だ?って考えてしまう。私たちは既に帰還不能点を過ぎているのかもしれない。もしそうだったらどうしよう? アメリカとの戦争は誰も望んでいなかったのに、望まないまま「もう引き返せない」ところまで突き進んでしまった。今、中国と戦争したいなんて誰も思っていない。でも日中関係は冷え切ったまま悪化を続けている。私たちの楽観が何か取り返しのつかない過ちを見過ごしてしまったらどうしよう。引き返したい。寝ていた隣の人は、どんな夢を見ていたんだろう。