昨日読み終わった本
11月の「今月読み終わった本」を振り返った時に、「11月は9冊しか読めなかったぁ……」と思った。これはよくない兆候。もともと、9月は「読む習慣を付けたい」という動機があり、そのためにわかりやすく冊数をこなして達成感を得ようとしていた。たまたま9月、10月と10冊が続いただけだったのに、いつのまにか10冊がボーダーになってる……。読書界隈では「多く読む人が偉い」みたいな価値観もあるらしく、自分はそっち側にはいきたくない。なので、自分にブレーキをかけるためにこの本を読んだ。それにしても、表紙ダサいな……。フォントもっとどうにかならなかったか……。
この本を読んでわかったことは、私が『らんたん』で自然とやっていたことがこの本で言う「遅読」だったということだ。
9月から湯船に浸かりながら毎日10ページ読む、ということをやった。毎日10ページが本当に面白くって読むのが幸せで、11月に読み終えてすぐに二周目を読み始めた。今まで「既に一回読んでいてストーリーがわかっている本をもう一回読む」ことがピンとこなかった。一回目を超える面白さってないでしょ? だったら他の本を読んだ方がよくない?と思っていた。(知識の定着を狙いたい新書とかは別) でも、らんたんは二周目でも面白い!!!!こうした「繰り返す読むことの面白さ」も遅読として書かれていた。「読み終わりたくないから終わりが近づくつれて読むスピードが落ちる」「登場人物たちと一緒に時間を過ごす」「著者の言葉が自分の中に沁みこむ」等、全部「わかる!!!」って思った。な~んだ、私「遅読」がすごく向いてるんだ!!このやり方じゃ月に10冊なんて読めないけど、これでいいんだ。なんだかとってもすっきりした。これからはたくさん読んでる人を見ても、焦らず自分のペースを守りたい。
出版区の「本ツイ」という企画が好きでよく見ているけど、これも私を焦らせる原因の一つになっていた。こんなにたくさん面白そうな本があって、私の読むペースじゃ全然追いつかないよ……!!みたいな。よく考えたらここに出てくる人たちは読書モンスターみたいな人たちで、プロ野球選手みたいなものだから(???)自分と比較するだけ無駄無駄。レコメンドはレコメンド。
とはいえ「遅読のすすめ」の中でもすべての本が遅読向きとは書いておらず、例えば新書みたいな「早く読まないと情報が古くなってしまう本」とかはじっくり読む必要はないと書いてあった。齋藤先生は20分ぐらいでぱぱっと読むらしい。確かに、前に読んだ『抑圧のアルゴリズム』なんかは面白そうなところ拾い読みで8割ぐらい読んで、それでもかなり満足感と達成感があった。上手いことやっていきたい。
今後読みたい本
ソーシャルメディア・プリズム | SNSはなぜヒトを過激にするのか? | みすず書房
これは多分早めに読んだ方がいいタイプ。
風よ あらしよ 上/村山 由佳 | 集英社 ― SHUEISHA ―
『らんたん』二周目を読み終わったらじっくり読みたい。『らんたん』にもチラっと出てきた伊藤野枝の評伝小説。同じ時代を違う目線から読めるのわくわくする!



