2025/10/26

イン・ザ・メガチャーチ読書会

読書会へ行こう!で東京の読書会を見ていたら、朝井リョウの『イン・ザ・メガチャーチ』の読書会を見つけた。い、行きたすぎる……!!ということで初めて個人主催の読書会に参加させていただいた。

結論から言うと、す~~~~~~っごく楽しかった!!!!わざわざ読書会に参加したのは「オタクじゃない人が読んだ感想を聞きたい」「オタクが読んだ感想を伝えたい」だったので、参加者の中に「自分は誰かを推したことがないので、推した経験のある人の感想を聞きたい」という方がいて早くもWin-Winだった。ありがたい。

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主催の方が推し活にちなんでとってもかわいい名札を用意してくださった。すごい!!手厚い!!!可愛すぎる!!事前にメンカラも聴取してくれていたので、加藤シゲアキの緑をお伝えしていた。可愛すぎるから今後も使いたい。

今回は『イン・ザ・メガチャーチ』に関連した本も一冊紹介する形式だった。これがすっごく面白い!同じ本でも、人によってこんなに切り口が違うのか。私が持って行った本はこれ。

『となりの陰謀論』

となりの陰謀論 (講談社現代新書)


『イン・ザ・メガチャーチ』には陰謀論に取り込まれてしまうオタクが登場する。私はどうにも彼女を他人事と思えないというか、一歩間違えば自分もそうなっていた。そういうタイミングはあった。(多分心当たりがある人はいると思う)何が自分と彼女を分けたのか、どうしたら彼女を陰謀論に陥る前に救えたのか、あるいは陥った後に救い出せるのか。それを考えるために読んだ。帯は物々しいけど、すっごく読みやすくて面白い。アメリカの陰謀論を事例に説明されているけど、普通に日本でも当てはまるので現在社会に生きている人は全員読んだ方がいい。ちなみにこの本の中でも一瞬推し活について触れていて、日本でもアメリカと同じように格差が広がっているのにアメリカより幸福度が高いのは推し活のような「疑似的に満足感を得られる娯楽」が広まっているからだと説明していた。日本人は、幸せなまま貧しくなっている……。インメガの中でも、陰謀論にハマったのは非正規雇用で真面目に働いても生活が豊かにならない人たちだった。は~~~~世知辛い。原因が「孤独」なら友達はじめ他者との繋がりで救うことはできるけど、経済的困窮ってどうしたらいいんだろう? 政治家、インメガを読め。

私の視点は陰謀論に偏っていたけど、他の参加者の方はもちろん違う視点をお持ちだったので、色んな話をできてほんっと~~~~に楽しかった!!参加できて良かった~~~~~!!!!


『女性の休日』

読書会の後、そのまんま渋谷のシアターイメージフォーラムで『女性の休日』というドキュメンタリー映画を見た。

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ちょっと局地的に話題になっている映画なので、驚いたことに満席だった。この手のドキュメンタリー映画時々見るけど、この規模で満席なのは初めて。なんだかそれだけで嬉しかった。


www.youtube.com

1975年10月24日、アイスランドの全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ「女性の休日」を題材にしたドキュメンタリー。

男女平等を求める運動が世界的に増してきた1975年6月、アイスランド各地から集まった約300人の女性たちによる女性会議が開かれた。女性の存在意義を全国民に示す方法を徹底的に話し合った結果、10月24日に一斉に仕事や家事を休むストライキを実施することが決まる。当日、首都レイキャビクの広場には当時の人口の10%にあたる2万5000人以上が集結し、アイスランド各地の20カ所以上で集会が開催された。この前代未聞のムーブメントにより、女性がいないと社会がまわらないことが証明され、その後、アイスランドは最もジェンダー平等が進んだ国となった。インターネットもスマホもない時代に、女性たちがどのように連帯し、社会を変えるムーブメントを成功させたのか。運命の1日に向けての軌跡を、当事者たちによるたのしげな証言と貴重なアーカイブ映像、カラフルなアニメーションを交えながら振り返る。

あらすじに書いてある通り、アイスランドで1975年に初めて開催された「女性の休日」というストライキのドキュメンタリー映画。アイスランドはジェンダーギャップランキング世界1位(世界で一番ジェンダーギャップが少ない)を16年間守り続けている。でも、そんなアイスランドでも、50年前は女性の地位が低かった。将来の夢を「船の船長」と答えれば「あなたは女の子だから無理なんだよ」と言われたり、同じ仕事をしていても男性よりもずっと給料が少なかったり、それに不満を抱けば「給料が上がったって化粧品や洋服を買うだけでしょ?(だから必要ないよ)」と言われたり。そんな社会に嫌気がさした一部の女性が立ち上がり、やがてはアイスランド中の女性を巻き込んで「女性の休日」が敢行された。そこに至るまでの道筋を、当時を振り返りながら参加者たちが語る。時々挟まれる映像や写真を見ていて印象的なのは、「なんだかみんなすごく楽しそう」ということ。もちろん楽しいことばっかりではなかったと思うけど、準備の段階からすごくワクワクしていたんじゃないかと感じた。ストライキ当日は大勢の人が広場に集まり、演説を聞いたり歌を歌った。やっぱり、そのどれもが楽しそう。社会を変革する原動力って「怒り」だったけど、そこに大勢の人が参加するためには「楽しそう」ってすごく大事なんじゃないかと思った。名称を「女性の休日」とすることに主催団体は当初反対だったそうだけど、大勢の人が参加できたのはこの名称のおかげだと思う。誰もが自分ごととして考えられた。

映画を見終わって退場を待ってる間、他の人たちが「日本でもやらなきゃね」「ここに来ている人たちは同じ気持ちかな?」と話しているのが聞こえた。その場で何か情報交換もしているようだった。映画って人が集まって見るからいいものだなぁ。女性の休日を日本でやるときは絶対に参加したい。そして高市早苗も絶対参加してほしい。