コーチャンフォー若葉台店に行って、友達と「10,000円分の本を買う」という遊びをした。出版区というYouTubeチャンネルでいろんな有名人がやってるけど、「一万円縛りで本を選ぶ」というテーマは結構前からあるっぽい。最初はいわた書店の「一万円選書」なのかな?

私たちが設けた追加ルール
・「前から買おうと思っていた本」は買わない。(買う時は予算外)
・制限時間なし
・お互いに贈る本を1~2冊買う。
・ブックサンタもする(予算に含めるかは自由)

ずっと憧れていたコーチャンフォーはとにかく広くて、書籍だけでなく文房具屋おもちゃ、雑貨も売っていた。なにこれ、夢の場所じゃん……。近くにあったら一日中いる。書籍もとにかくたくさんあって、ざっと見て回るだけで一苦労。結局二時間半ぐらいかけて、私が選んだ本はこちら!!
ブックサンタ

『オズの魔法使い』ライマン・フランク・ボーム 550円
文庫ランキングの棚で見かけた。同じシリーズの星新一を持っているけど、特別カバーってすごくときめく。かわいい。自分用にしようか迷ったけど、前書きを読んだらこどもに読んで欲しい……と思ってブックサンタにした。
『きみの価値観を変える風景 世界45カ国をめぐる旅』 1,900円
自分の「あたりまえ」の感覚が変わっていく旅74
世界には想像を超える多様な文化や暮らしがあふれています。本書では、街・生活・祭典・信仰・芸術&建築・自然という6つのテーマで、新しい価値観に出会える74の風景を紹介。ページをめくるたびに視野が広がっていく、旅の感動がつまった1冊です。
表紙がもうめっちゃ素敵なの!!箔押しもテンション上がる!同じシリーズで日本の風景とか色々あったけど、やっぱり世界の色んな国を知って欲しい。写真とテキストでその国の暮らしや空気が伝わる。ダイナミックな写真を大判で見られるので、飽きないと思う。私も欲しい~~~~~。
自分用
『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』石井 好子 800円
下宿先のマダムが作ったバタたっぷりのオムレツ、レビュの仕事仲間と夜食に食べた熱々のグラティネ――一九五〇年代のパリ暮らしと思い出深い料理の数々を軽やかに歌うように綴った、料理エッセイの元祖。
たべものにまつわる文庫を集めた棚があり、すごく魅力的な特集だったのでその中から一冊選んだ。「1950年代のパリ」というのが決め手になった。現代日本とは違う時間と場所へ連れていってくれる。通勤電車で読みたい。
『華氏451度』レイ・ブラッドベリ 1,000円
決められない…決められない…とあらゆる棚を彷徨っていたら三宅香帆さんの新書が目に入った。シチュエーション別に、こんなときはこの本を読むと紹介している本。その中で「つまらない映画を見た後に『華氏451度』を読む。何故なら『華氏451度』は面白いから」と書いてあった。「さっき文庫ランキングの棚で見たなぁ……ディストピア小説を探してる時にタイトル見た……買ってみよう」と思って買った。10,000円を握りしめて「失敗したくない」という思いに縛られている私には心強いレコメンドだった。
『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン 1,800円
平積みになっているのが目に入った。図書館の貸し出しカードのようなものが一緒に置いてあり、読んだ日付と自分の年齢、心に残った一文や一言感想を記録するものだった。一生モノの本ってことかぁ……30年ぶりの新訳というのも気になる。帯の「かつて、この世界が好きだった人と、この先、この世界を嫌いになりそうな人に。」という文が刺さった。嫌いになりそうだよ!!
『イッツ ノット ア スモールワールド! 外国人のあたりまえ図鑑』南龍太 2,000円
何故か海外旅行の棚にあった。ブックサンタにいいかも?と思ってパラ見したら、ブックサンタする前に私が知らないわ……!!と思って自分用にすることにした。国ごとの特徴を書いた本はたくさんあるけど、その国の人たちがどんな経緯で日本に来て、どんな仕事をしているのか書いてあるのは初めて見た。面白い。
友達へ贈った本
『ゆるり愛しのひとり旅』おづまりこ 1,300円
一人旅をテーマにした特集コーナーがあり、その中にあったコミックエッセイ。旅行を題材にしたコミックエッセイだ~~~~いすき!!!海外旅行するときも、コミックエッセイから行く場所や食べる店を選んだりする。この本は日本各地を一人旅した女性のエッセイで、フルカラーで素朴で、いろんな場所に行っているのが良かった。友達もこの間一人旅していたので、このエッセイを次の行き先の参考にしたり、楽しんで欲しい。

合計額 9,350円(税込10,285円)
当初はブックサンタは予算外にするつもりだったけど、ブックサンタ込みで約10,000円になった。税抜きなら収まってるからセーフ!!
友達が選んでくれた本
『薬膳おむすび』植木ももこ
薬膳を取り入れたおむすびの本。すごい!!!こんな本があるんだ!!毎日会社におむすび持参してる私にぴったりだ!!!すぐに真似できるような取り入れやすい具材もあって、ハードルもそんなに高くない。色々やってみよう~!!
『大人は泣かないと思っていた』寺地はるな
私が好きそうだと選んでくれた連作短編集。寺地はるなさんは『水を縫う』がだ~いすき!!嬉しい!信頼してる作家さん。あの無数の文庫からあらすじで私が好きそうだと選んでくれたのがすごい。
『湯気を食べる』くどうれいん
最近名前をよく見るけど、まだ読んだことのなかったくどうれいんさん。「食べること」にまつわるエッセイ集。表紙も洒落てるし、目次だけで面白そう。読むの楽しみ!

どの本も、この企画をやらなかったらお迎えしなかった本なのでいい出会いになったと思う。自分が選んだ本を並べて写真を撮っていたら、友達が「なんか”世界”って感じだね」と言って、「確かに!!」と思った。友達の選書は「夜」「睡眠」って感じだった。無意識でも統一感が出てしまうんだ……面白いなぁ……。一年後とかにやったら全然違うかもしれない。またやりたい!







