2025/6/25

チェッコリ読書クラブ『大都会の愛し方』

最近韓国文学に興味があるので、読書会に参加してきた。神保町にある「チェッコリ」という韓国文学専門書店で開催されていて、テーマとなる一冊を読んできて感想を話し合うというもの。すっっっっごい緊張した~!!

f:id:shikishaa:20250626122002j:image
f:id:shikishaa:20250626121957j:image

読書会前に「神保町ブックセンター」というブックカフェに行ってきた。とっても雰囲気が良くて、カレーとプリンも美味しかった。万博後だとすべてが激安に感じる。

CHEKCCORI(チェッコリ) - ~韓国の本とちょっとしたカフェ~

チェッコリは雑居ビルの3階に位置していて、入った瞬間に「ああ~~私場違いだったかも~~~」と思った。韓国文学を数冊読んだだけで来てしまった。思ったよりもハングルで書かれた本が多くて、やっぱ韓国語で読めるぐらいの人が来るんだろうか……と焦った。しかも今回の課題本、図書館で借りたから持ってこれなかった。他の参加者は付箋付きの本とノートとペンを出していたりして、何も出すものがない私はスマホだけそっと置いた。

大都会の愛し方 となりの国のものがたり

映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』| 大ヒット上映中!

↑今回のテーマ本『大都会の愛し方』。映画化されて、つい最近日本公開された。映画はまだ見てない。

 

読書会の参加者は6人で、チェッコリの佐々木さんとモデレーターの竹田さんを含む8人で開催された。一人ずつ自己紹介をした後、同じ順番で一人ずつ本の感想を言っていった。同じく初参加の方もいたし、最近韓国文学を読み始めたという方、韓国ドラマが大好きという方、これまで何度も読書会に参加してきたという方もいた。私は「韓国のSF短編集を読んだことがきっかけ」であること、「SFを何冊か読んだだけだったので、現代を舞台にした本をまるまる一冊読んだのは初めてだった。なので固有名詞がわからなくて、わかればもっと本の内容がわかったのにと思った」と言って、「読書会で聞こうと思っていたんですけど……」と本の中で登場した台詞について質問した。主人公が「あなたは李ミョンパクについてどう思う?」と質問される場面で、元大統領であるということはわかってもその質問をすることがどんな意味を持つのか掴み切れなかった。読書会で聞いてみたことで、李ミョンパク元大統領がやったこととか、韓国は住んでいる地域や世代によっても保守派・革新派で分かれるとか色々教えてもらった。こういう質問の裏側には「どうせあなたの年頃だと革新派でしょ?」みたいな決めつけがあったりするらしい。あと、日本と違って政治の話を常日頃からたくさんするので、そんなに珍しい台詞でもないみたい。「日本の小説でいきなり”あなたは安倍晋三についてどう思う?”とはあまり出て来ないからね~」 ですよね~~。私のど素人質問はかえって新鮮だったらしい。読書会に新しい風を吹き込めてよかった。

読書会では本の内容というよりも、そこから派生して韓国はこうで日本はこうで……と文化の違いを聞くことができて、知らないことばっかりでとても面白かった。韓国では流行の移り変わりが激しくて、何かが流行るとほとんどの人がそれを読む(見る)らしい。『82年生まれ、キム・ジヨン』みたいに社会を動かす作品が日本で生まれて欲しいとずっと思ってたけど、元々そういう違いがあるなら日本だと難しいのかな……。

他にも、コロナ禍以降海外は書籍に回帰していて売上も書店も増えているのに、日本だけ書店が潰れているとか、韓国ではBTSのような芸能人が率先して読書をしていて(BTS本と呼びたくなるぐらい、BTSが本の帯になることが多かった)、"読書はクールなこと"という感覚があるかもしれないとか、話があちこちに膨らんで面白かった。なんで日本だけ本が売れなくなってしまったんだろう? やっぱり長時間労働が原因でしょうか。それかXの見過ぎかな。

あっという間の一時間半で、次回の読書会の本をその場で買って帰った。すごく緊張したけど、行って良かった~!!AIでなんでもできる時代になったからこそ、こうやって対面で人と話す機会って大事だなと思った。また次回も楽しみだ!