2020年6月末にお蔵入りにした記事

 

タイトルままです。下書きを漁ってたら非公開のまま眠っていたのを発見しました。当時は公開を見送ったけど(そしてその判断は正しかったけど)、二年半経った今なら当時の記録として冷静に読めたので公開します。

 

 

 

 

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手越くんの会見の全文を読んでから、あまりの痛みに立ち上がれなくなっていた。そして数日うずくまって考えたことをここに残す。


私に立ち上がれないほどの大ダメージを与えたのは、手越くんから会見で出てきた以下の内容だった。
①事務所から弁護士をつけて欲しいと言われた
②メンバーとはエコパ以降話せていない
③一番の未練はNEWS。今もSTORYはやりたい

手越くんが会見を行うまで、私は手越くんがこのタイミングで…STORYツアーをできないまま退所するのは、手越くん自身の意思なのだと思っていた。元からこれは手越くんと事務所のイデオロギーの違いから勃発したトラブルだと思っていたので、両者どちらかが折れない限り決裂しかないし、どちらも(私から見ればとても頑固なので)折れられないだろうと思っていた。それでも奇跡にかけていて、私がかけていたのは「手越くんがもう少しNEWSに居たい」と思ってくれることだった。そのための猶予が活動自粛以降の時間なのだと思っていた。それが叶わなかったから失ってしまったのだと思っていたし、仕方ないと思っていた。
でも。事務所から活動自粛のタイミングで「弁護士を付けて欲しい」と言われたということは、もうその時点で事務所には手越くんをNEWSに戻す気は無かったんじゃん、と思ってしまった。事務所の姿勢は思っていた以上に強固で、手越くんにチャンスは既に残っていなかった。弁護士を付けさせる前に、メンバーと話す機会すらも設けてくれなかったことに「蚊帳の外にすんなよ」と思った。ファンのことを蚊帳の外にすることはいい。なんでよりによってメンバーを蚊帳の外にするんだよ。

このことで数日間怒り心頭で過ごしていたが、その後は頭が冷えたのか急に冷静になった。私が怒っていたことは、もしかしたら事務所としても理由があるのかもしれない。弁護士をつけるようにしたのも、3人を蚊帳の外にしたのも、何か理由があったかもしれない。この部分について事務所から何か出ることは絶対にないし、一方の言い分しかわからない以上、これだけで何かを判断するのはフェアではなかった。明かされない部分を想像すると急に体温が下がるので、もうこれ以上は蓋をする。煮え切らない落としどころが、なぜか今の自分にとっては最適だった。

 

 


手越くんがいつか事務所を出ていってしまうことは元から想定していたし、STORYが最後かもしれないというのももちろん可能性として頭にあった。本人が語っていた、退所を考え始めたのが4~5年前からというのは、別にずっと辞めたいのを我慢して活動していたとかではなく、常に「退所」と「NEWS」は天秤にかけられていて、何度も天秤が揺れる中でそれでも「NEWS」が選ばれていた5年間なのだと思う。(この5年間、いったい何回「てごちゃん辞めたいのかな」と不安にさせられたことか!) でも、事務所に対してもどかしい想いもあり、自分の「やりたいこと」もある中でなお、できることなら「このまま35、40、45、50と、正直、一緒にずっとメンバーとはいたい。ファンと歩んでいたい。」とまで思っていたなんて知らなかった。

何事にも永遠は無くて、全てのことにいつか終わりが来るのに「ずっと」を願ってしまうことが怖かった。でも、終わってしまったことによってやっとわかった。「ずっと」を願わずにいられないって、ものすごく幸せなことなんだ。ああ、ずっと、4人でNEWSでいてほしかった。

 
手越くんがNEWSを「未練」と、STORYを「心残り」と言わなければ私はこんな未練がましいお化けにならずに済んだ。会見を読んだ時も「そんなこと言わないでくれ」とめちゃくちゃ泣いて、でもそれを言ってしまうから大好きなてごちゃんなのだと思った。会見後に自室から配信されたOPENRECも少し見た。メンバーのこと、NEWSのことを語るふにゃふにゃな笑顔が可愛くてたまらなくて、なんで今NEWSじゃないんだろうと現実が受け入れられなくてまためちゃくちゃ泣いた。NEWSのライブ見に行きたいけど、そしたらみんな怒るべ?と笑うところに、怒らせてくれよと思った。「なんでステージにいないの?」「なんで一緒に歌ってないの?」って怒らせて欲しい。「一緒に歌いたくなっちゃうな」とかさ、もう。苦しくて苦しくてたまらないんだ。



私がNEWSを好きになったのは2013年で、NEWSが4人になってからまだ2年しか経っていない頃だった。だから当時は「メンバーの脱退」を共に乗り越えた6人以前からのファンに対して引け目を感じていて、こんなぽっと出で4人を好きになっていいのかなと友達に相談した。そして、「4人のファンになるというのは4人にとって自信になるから、いいんだよ」と言われて救われた。胸を張って「4人」のファンでいようと思った。
だから。
生まれ変わったら3人のNEWSから始めるファンになりたい。*1 3人にとっての自信になりたい。それは今の私にはもう絶対になれないもので、悔しくて悔しくてたまらない。だからこの願いは、他の誰かに託すしかないのだ。あの日私が「4人」の輝きに惹かれてファンになったように「3人」の輝きに惹かれるファンが多く生まれて欲しい。それぐらい輝く3人になれることを信じている。そして既に自信がある。
何よりも歌にこだわるてごちゃんがいたから。NEWSの歌を引っ張っていく「テゴマス」の存在があったから。今のNEWSは、「魂を込めた」歌を3人で歌える。これは私が好きになった7年前にはまだ持っていなかった武器だ。ずっと4人で懸命に磨いてきた、最強の武器だ。だからこれからも、大丈夫だよ。




「結局さ、ファンに決められるのは、自分が『好き』か『好きじゃない』かしかないよ。逆に言えば、向こうにだってそれは決められないんだから」

通話していた友人の言葉で、4人の顔が思い浮かんだ。「4人のNEWS」ではなく、慶ちゃん、まっすー、加藤さん、てごちゃんを想って、そんなの「大好き」しか無いじゃんと思った。みんながみんな、大好きだ。私の心は、お気持ちを捏ね繰り回す前から決まっていた。


わからないことはわからないまま、痛みは痛みとしたままにする。
NEWS、愛してるよ。
私にとって「4」は一生、「幸せ」を意味する数字だ。



しき

*1:2022年11月現在は、そう思ってません。生まれ変わっても4人のNEWSに出会いたい。