映画って意外と楽しい

 

今年も楽しかった #おたく楽しい が無事に閉幕しました。いや~~~すごいね!ミラクル起きたね!!!参加してくださった皆様、読者として一緒に楽しんでくださった皆様、どうもありがとうございました。もし来年もあったらよろしくお願いします。

 

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さてさて、「今年これで書こうかな?」と一瞬思ったものの「おたくって言うほどのもんじゃないな」と思って見送ったテーマがあるので、今日はそれについて書きます。

 

 

突然ですが皆さんは年に何回ぐらい映画館に映画を見に行きますか?

私は去年まで年に1~3回ぐらいで、好きなアニメが映画化したらそれを見に行く程度の人間だったんですけど、2016年は18作品を見に行きました。単純計算で6倍!! それで気付いたことがいくつかあるので、映画館初心者(?)として残そうかなーと思います。

 

きっかけは好きなアイドル

そう、くそオタクだからね。きっかけはいつだって何だってアイドル。

私が好きなアイドルは映画がすごい好きな人で、彼のラジオを聴いてると年に何回か「好きな映画についてしゃべり倒す回」みたいなのがあります。私は毎回それを「楽しそうに喋るね~~~」って右から左に聴き流してて、映画そのものへの興味はそこまでありませんでした。そもそも私は「"好きな映画"が無いことがコンプレックス」なぐらいこれまでの人生で映画がヒットしたことがなく、「映画って1800円もするし、行くの面倒くさいし、行ったところで周りの人が喋ったり揺すったり気が散って嫌な思いすることも往々にあるし、そこまでして見に行っても『良かった!』ってなる作品なかなか無いし、行かなくていいよね」って感じでした。その結果が年1回の映画体験。なるほど。

 

でもね、2016年1月に、大きな出来事があったんです。

pinktogray.com

 

好きなアイドルが書いた本が、映画化された………。

 

そう、ラジオで映画について熱っぽく喋り倒すサブカルアイドルの名前は加藤シゲアキ。アイドルグループNEWSにいる、小説家の人。「映画好きに影響された><」とか「映画に出演することになった><」とかじゃないんですよ。映画化されちまった。好きなアイドルは原作者。あ~~~大変なことだ。

そんなこんなで、私は映画「ピンクとグレー」をよくわからない回数見に行き(7回?8回?本当にわからない。)、「人生でこんなに足繫く映画館に通ったことはない」ほど通い詰めた結果「あれ?映画って意外といいじゃん」となったのでした。

 

映画館に通って気付いたこと①意外と行きやすい

そう、これ。映画館に通い始めてびっくりしたんですけど、私通勤経路に映画館があるんですよ。びっくりした。何にびっくりしたってその事実に3年間気付いていなかった自分にびっくりした。「乗換駅に映画館がある」とかじゃなくて普通に前を通ってるからね。そこまで立地が良いと、何が良いって仕事終わりに普通に観に行ける。今まで映画って「見る日を決めて、場所を決めて、時間を決めて、当日はその時間に合わせて行って…」というのがまぁ~~~面倒くさかったんですけど、「仕事終わり」という条件が付くことで逆に選択肢が狭められて良かったかもしれない。「今日レディースデーか、良い時間に見たいやつやってたら行こう…」ってピンポイントで調べて、仕事終わりにちょっと寄って帰る、みたいなことが出来るようになりました。あと映画って見てる間に飲食して良いから、(あんまやりたくないけど)時間がギリギリなときは夕飯代わりに、上映中にホットドッグ食べて凌ぐとかも出来るんだよね。

 

映画館に通って気付いたこと②意外とコスパが良い

学生時代に学割で映画を1,000円とかで見ていると、大人になってから倍近く払うのがなんかな~~って感じがあったんですが、実は映画って1,800円じゃないことの方が多かったりする。うちは福利厚生で映画の割引券が合って1,400円になったりするんですけど、前売り券利用すれば普通にそれぐらいだし、他にもレディースデーとか映画の日とか、ちょっとお得に見る手段はいくらでもある。あと「映画館に行くこと」に慣れて来ると、1,800円も別に高くない。大人になったってことかな~~~!?

 

映画館に通って気付いたこと③作品の打率は自分で上げられる

これが大きいかな。何本か見るうちに好きだった作品、好きじゃなかった作品というのが自分の中で蓄積されているので、だんだん「これは多分好きじゃないから外そう」みたいなのが出来るようになってくる。前は話題作を観に行ったり、勧められたものを観に行ったりしていたので自分としては外れっていうことも多くて、その「がっかり」がますます映画を遠ざけることになってました。今は話題作でも、「自分はこういう洋画は好きじゃないからこっちにしよう」とか、なんとなく「好きそう」なものを手繰り寄せられるようになった。とは言っても「前よりまし」ってぐらいで精度はまだまだなんですが、①と②の理由で映画館そのもののハードルが下がってるので自分にとってクリンヒットじゃなくても、「まあ次」と切り替えられるようになった。あとは「好きな映画監督」とか見つけられたら、良いのかな~~~どうなのかな~~~!?演劇を脚本家目当てに行くタイプのおたくなので、多分そっち方面から探った方が良さそうですね。がんばりま~す

 

 

こんな感じかな。それにしても映画見るようになってわかったのが、作品入れ替わるスパンが思っていた以上に早い!早い!!うっかりしてるとすぐ終わってるし、評判聞いて観に行こう~って調べると早朝OR深夜の2択、泣く泣く休日の朝7時に起きて映画館へ…みたいなことになる。上映回数が多いうちに楽に見たいならある程度アンテナ張っておかないと駄目だな…と思いました。あと前売り券ってちょっと安くなるけどオンライン予約で使えないから不便~~~って思ってたらそんな時代は結構前に終わってたっぽくて今はオンライン予約対応のムビチケが主流なんですね。すごいわ~~~!これもピンクとグレーのムビチケを買ったおかげで知りました。ありがとうピンクとグレー。

 

おわりに

映画って、趣味とするにはハードルが高いというか、私のようなザ大衆向け作品の方が好きなタイプは通に鼻で笑われる世界だと思っていたんですが、ようく見てみると「映画館」そのものにも種類があって得意分野みたいなのがあって、作品ラインナップで棲み分けがある程度出来てるのかな?とちょっと思いました。あと、通の人ってきっと私みたいな「大衆」はどうでもいいよね…そうですね…。そんな私が今年好きだった作品はシン・ゴジラ!ハイロー!ファンタスティックビースト!映画おたくの才能は多分無いけど、多分来年も「あ~~暇だな~~~そうだ映画行くか」みたいな生活は続くんだろうなぁと思います。映画館って意外と楽しいじゃん~~きっかけをくれた加藤さん!サーンキュッ!