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ラッコの海水浴

なんか色々アイドルとか

私はジャニオタになれなかった

 

ごっめーーーーん!!!!!!!!

約2年半頑張った!!!!!!!!頑張った!!!なったと思い込んでた!!!けどよく考えたら最初からなってなかったっぽい!!!!!!私が食品だったら表示法違反で回収されてた!!!回収回収!!!ほんとにごめーん!!!!

 

一体どういうことか。ジャニオタを志す前、私はモーニング娘。と出会ってハロープロジェクトが好きになった。いわゆるハロオタってやつだ。ハロオタになる過程の中で、アイドルを応援するにあたり「これだけは絶対に守る」と決めたルールがある。

それは「アイドルに説教しない」ということだ。

ハロプロは女子アイドルなので、ご存知の方も多いが握手会という場がある。CDを買えば好きなアイドルの手を握って少しだけお話が出来るというシステムだ。私はこの握手会が大の苦手なんだけど、世の中にはこの握手会でアイドルと気さくにお喋りして仲良くなったり、直接アドバイスをする人がいる。そして、アドバイスがエスカレートしてお説教になる人も中にはいる。私はそれがどうしても理解できなくて、生理的に無理で、自分は絶対に絶対にそんなことしないと胸に誓った。あんなに美しくて沢山努力して素晴らしいステージを見せてくれるアイドルに、どの面下げて説教出来るんだと思った。

未熟だなと思ったメンバーがいなかった訳じゃない。例えば工藤と生田は最初の頃は「ちょっともったいないな」と思っていた。でも工藤は2013年にミュージカルで物語のキーとなる少年役を任されてから自信がついたのか一気に花開いて、唯一無二のイケメンキャラを掴んだ。今じゃすっかりイケイケプリンスだ。「モー娘。の最年少」というキャラでも何でもない事実に縋るのを自分で辞めた時、本当に嬉しかった。

生田は、工藤のように何か大きなきっかけがあった訳じゃない。もしかしたら今も花開く途中なのかもしれない。ただ、この一年ぐらいでパフォーマンスがぐっと良く見えるようになった。歌割がなくても見せ場が無くてもこの子は腐らずに頑張って来たのだと、何にもなくてもキメッキメでかっこいい生田を見て思った。私の学生時代の友人(ダンス経験者)は「生田はダンスの止めがなってない。何とか言ってやってくれ」と私を通じて生田のダンスにキレを求める。私は、生田の流れるようなダンスも好きだし、そもそもダンスを見ても上手い下手がよくわからないので、友人のことは流している。何を言われても、私の生田に対する評価は傷つかない。

こうして花開いていくメンバーを応援しながら、私はいつも彼女たちを褒める言葉を探していた。ちょっと自信が無さそうなとき、ちょっとくすぶっているかもしれないとき、「あなたのここが良いと思うよ」と伝えることで自信を持ってほしかった。「私はこれが良いのかな?」と気付いて欲しかった。なんならアンチの言葉に疲れた時は私を見にきて欲しいぐらいだった。「あなたはこうした方がいい」と言ったら、彼女たちの可能性を狭めてしまう気がして言いたくなかった。私の知らない無限の可能性を大事にしてほしかった。

 

そんなメンタルでふわっとハロオタをやっていた私は、少し経ってからなんやかんやあって富士急ハイランドもびっくりな鋭角でNEWSに落ちた。目にも止まらぬ速さだった。目にも止まらぬ速さで落ちた私は、ジャニーズを好きになったんだから私も念願のジャニオタだ~~!!!と思った。そんな感じで2年半、自称ジャニオタで過ごした。

でも、ここ一週間ぐらいであれ?と思うことがたくさんあった。私はハロオタとして培った自分のメンタルをそのまんまジャニーズに持ち込んでしまったので、上手にジャニオタになれていなかった。

それは何故か。ジャニーズは、ハロプロより遥かに高度なセルフプロデュースの世界だからだ。特にNEWSはコンサートのセットリスト、構成、演出から衣装、グッズまでほとんど全てを自分たちでトータルプロデュースする。ハローだと多少衣装が可愛くなくても「もっと可愛い衣装着せてあげてよくそ事務所!!」、セットリストが好みじゃなければ「もうちょっと昔の曲もやってくれよクソ事務所!!」と大体なんでも事務所のせいにすれば良かった。必要悪ってやつかもしれない。それがNEWSだと、そうもいかない。少しでも何かが引っかかればそれはNEWSのせいだ。そしてオタとしてNEWSを「担う」なら、その引っ掛かりを教えて整えてあげた方が良い。

でも、私にはどうしてもそれが出来なかった。

色んな人の意見を目にした。私のような、好きだと、褒めるだけの人がNEWSをダメにするのかもしれないと「ちゃんとしたオタク」をやりたい自分が責める。でもどうしても出来ない。先に述べた「自分ルール」が性別も年齢も環境も芸歴も違うNEWSには通用しないことを、頭で理解していても感情が付いていかない。そして何より、私はそこまでNEWSに責任を持ちたくない。私には自分の好き嫌いが正解なのか、不正解なのかわからない。「ここをこうすればもっと良い」と自信を持って言ったりできない。だってわからないから。ファンサが欲しい人、特効が好きな人、最近の曲を聞きたい人、昔の曲を聞きたい人、2階にいる人、真横にいる人、すべての人を満足させるコンサートがどんなに難しいかわかっている。そして私が、本当にオタクに向かないなぁと思うのは、何だって楽しくて嬉しい単純なファンだからだ。

ステージ真横で入った今年の仙台公演、横顔と後姿しかほとんど見れなかったけれど、トロッコでやって来た加藤さんが目を見て手を振ってくれた。それだけで嬉しくて全て吹っ飛んだし、隣にいた友人は私以上に喜んでくれて「良かったねぇ良かったねぇ」と公演後泣いていた。素晴らしく良い思い出だった。

バルコニーで入った東京ドーム。メインステージはポールのせいで見えなかったしセンターステージも横花道も斜め後ろの角度だったけど、上から見るレーザーとペンライトの海がすごく好きだった。weeeekで4人が並んで歩くだけで世界平和だと思ったし、四銃士西本智実さんのお姿を見て絶叫した。生のオーケストラに、友人と抱き合って大喜びした。

そしてNEWSと出会った10周年の東京ドームはスタンドの2階席、いわゆる天井だった。見るものすべてに感動した。遥か下の方を通るフロートが、エレクトリカルパレードに見えて大好きになった。

 

私は、NEWSが見せてくれるすべてのものを好きになってしまう。だから本当に、ジャニオタが向いていなかった。もっとこうした方が良いよと言ってあげたいのに、思いつかなかった。だから私は、もうジャニオタを名乗るのをやめる。ただの取るに足らない「NEWSのファン」が私の正しい名前だった。ゆるっとふわっと、ジャニオタの皆さんが育ててくれたNEWSがくれる甘い蜜だけを吸って生きていきたい。調子が良くてごめんなさい。ただ、加藤シゲアキさんに対する、指に出来た血豆が治ってく様すら愛でたいというネチネチとした感情だけはどう足掻いても「オタク」以上の何物でもないので、加藤シゲアキ担だけは名乗り続けても支障ないかな?と思っている。というか、名乗らせてほしい。

 

というわけで、そんな感じでした。今まで「ジャニオタのしきさんが好きです」と言ってくれた皆さんごめんなさい!詐欺師って呼んでくれ!

NEWSのファンでも良かったら、これからもどうぞよろしくね。まあ、なんも変わんないんだけどね。